歯科医師　【教えて！】シフト勤務について徹底解析

最近、歯科医院でも「シフト勤務制」を取られているところが増えてきました。しかし、働く側としては、「シフト勤務制」と言われてもピンとこないのが正直なところではないでしょうか？　そこで歯科医院での「シフト勤務」について、メリット・デメリットなど徹底解析してみます。

シフト勤務とは？

「シフト勤務」とは、勤務時間がある特定の1種類に固定されず、日ごと、或いは一定の期間ごとに、複数の勤務時間を移動する形態の勤務のことです。一定の時間で労働者を交代させ、休みなく現場を稼働し続ける勤務体制のため勤務時間や働く曜日が固定されていないことが特徴です。ホテルやコンビニエンスストアなど24時間営業のサービス業、医療や介護の現場、工場などの生産施設、コールセンターなどでよく見られる勤務形態です。

日本の労働基準法では、1週間40時間を超えて労働させてはならず、原則として休憩時間を除き1日について8時間を超えて労働させてはならないとされています。

歯科医院でも最近はシフト勤務を取り入れているところが多くあります。以下に歯科医院における「シフト勤務」のメリット・デメリットを挙げてみます。

シフト勤務のメリット

 

シフト勤務のデメリット

「週40時間」の違い

「シフト勤務」で週40時間と言われてもピンとこない場合が多いと思います。以下に挙げた【シフト勤務例】は実際に歯科医院であった勤務例です。

同じ「週40時間」でも全く違うのがわかって頂けると思います。固定時間導入歯科医院ではなかなか18時に終わるというのは難しいと思います。常に19時終わりなので、友人と約束をするときも、「趣味の習い事」をするときも、19時以降という事になります。

シフト勤務導入歯科の場合、上記のシフトであれば、火曜日・水曜日・木曜日は18時に終わるため、この日に友人との約束も「習い事」も入れることができます。

21時までの勤務はきつそうに感じられますが、どちらも12時からの勤務になっているため、朝ゆっくり眠ることもできます。また金曜日の21時勤務は頑張れば翌日はお休みです。

以上のように、シフト勤務はメリハリの利いた生活を送れるのがメリットですが、反面、時間が不規則なので、体調が安定しないかもしれません。

「シフト制」にも違いがあります

「シフト制」と言っても、それぞれの医院によって違いがあります。一度シフトパターンが決まれば、当分はそのシフトで勤務するという歯科医院もありますし、毎月シフトが変わる場合もあります。毎月シフトが変わる場合のメリットとしては、比較的自由度が高いと言えます。例えば、来月の〇日に子供の学校行事があるといった場合は、シフトが決まる前に申告をしておけば、休みにしてもらえます。ただデメリットとしては、シフトが出るまで自分のスケジュールが立てられないという事になります。またこういったシフト勤務の場合は、担当制でなくなります。主婦や女性ドクターにはある意味働きやすい場合もあります。

シフト勤務　Q&A

 

まとめ

シフト勤務を避けられる方も多いですが、こうしてみたら結構良いかなと思って頂けたでしょうか？　メリット・デメリットがあるので、よく理解した上で、自分に合っているかどうかを考えられることをお勧めします。