各種保険関連

「社会保険」と「国民健康保険」の違いを教えて!

社会保険(健康保険)の運営主体は、「健康保険組合」と「全国健康保険協会(協会けんぽ)」があります。

「健康保険組合」は、単独の会社で常時700人以上の労働者がいる企業や、複数の会社が共同で設立して労働者の総数が3,000人以上いて、国(厚生労働大臣)の許可を受けて独自で運営しています。

「全国健康保険協会(協会けんぽ)」は、健康保険組合に加入していない被保険者を対象としています。中小企業の多くは協会けんぽに加入しています。

国民健康保険は、都道府県及び市町村(特別区を含む)が保険者となる「市町村国保」と、業種ごとに組織される「国民健康保険組合(職域国保)」で構成されます。歯科医師国保は、歯科医師会が管轄する職域国民健康保険の一種です。

以上のような区分になり、歯科医院の場合は、「協会けんぽ」か「歯科医師国保」のどちらかだと思われますが、まれに、健康保険はご自身で入って下さいと言われる場合があります。その時は、ご自身で「市町村管轄の国民健康保険」に入る必要があります。

パンダ先生
パンダ先生
歯科医院の場合は「歯科医師国保」か、「協会けんぽ」のどちらかです。転職の際どちらかにこだわる方もおられますが、こればかりは医院がどちらに対応しているかによるため、自分の希望が通るわけではありません。転職の際にこだわりの一つとして探すのも良いですが、どちらも良い面、悪い面がありますので、こだわり過ぎて、自分に最適の歯科医院を逃してしまう可能性もあります。
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