「年次有給休暇」
心身の疲労回復を目的として賃金の発生する休暇を与える制度
しかしながら職場の環境によっては取得が難しく、十分に活用されていないという指摘もあるようです。
そのため、あらかじめ取得する日を決めておき、その日に請求の有無にかかわらず有給休暇を取得させる制度の事を「年次有給休暇の計画的付与」と言います。
「年次有給休暇の計画的付与」
あらかじめ取得する日を決めておき、その日に請求の有無にかかわらず有給休暇を取得させる制度
計画的付与の対象とできる日数は、各自の保有日数に関係なく、5日を除く部分とされています。この5日には前年の繰り越し部分を含むものとし、年間最低5日は労働者の個人的な事由などのために使用できるよう、計画的付与からは除外されます。
歯科医師や歯科衛生士の場合、有給休暇を取りにくい傾向にあります。そのため、年末年始休暇や、ゴールデンウィーク、夏季休暇にこの「年次有給休暇の計画的付与」制度を利用することで、長期休暇を設定する歯科医院も増えています。
有給休暇の計画的付与の制度があるかどうかも入職時に確認しておくことをお勧めします。
パンダ先生
ある程度人員の数に余裕がある医院であれば有給休暇を取りやすいのですが、最低人員で回している医院の場合、有給休暇が取りにくい状況といえます。そういう意味では、「計画的付与」は嬉しいですね。
しかしながら、「計画的付与」はたいてい、夏季休暇や年末年始休暇、GWの前後につけて長期にするという方法を取られている医院が多いようです。
旅行好きの方などは旅行代金が抑えられる時期に自由に有休をとりたいという方もおられます。そういうかたであれば「計画的付与制度」がない歯科医院の方が良いという場合もあります。